2013年05月05日

加勢以多(かせいた)は幻のお菓子・マルメロで作ります

加勢以多(かせいた)というお菓子があります。

加勢以多(かせいた)は幻のお菓子・マルメロで作ります

江戸時代に細川家が熊本の殿様だった頃に伝えられたといいます。
細川幽斎公の子、細川忠興公は、当時ヨーロッパから入った
マルメロの果実を使った菓子がとっても気に入ったそうです。

茶人でもあった忠興公は、茶席での菓子にもよく使っていたそうで、
徳川家や公卿たちへの献上品としても用いられました。


マルメロは、梨とリンゴのあいのこのような果物だそうです。
花は白く緑色を帯びた五弁で
実は丸く大きく、味は甘酸っぱくカスカスではないとあります。

かりんに似ているとのことです。

これを砂糖蜜で煮て餅に作ったものを「かせいた」と呼んだそうです。

加勢以多(かせいた)は幻のお菓子・マルメロで作ります

その後、マルメロの実が入手困難になりかりんで代用したようです。

以上はこの本に書いてありました。

南蛮から来た食文化

お菓子の香梅 加勢以多16個入 スイーツ 336g



同じカテゴリー(加勢以多(かせいた))の記事